コンテンツ本文へスキップ
0%

コラム

焙煎豆の保存 -常温・冷蔵・冷凍 どれがいいの-

2025年3月1日

・豆のままと粉にした豆

コーヒー豆は焙煎したての時には豆の中に二酸化炭素が充満していますが、空気中の酸素や水分に触れるにしたがって、徐々に香り成分を失い酸化したり加水分解していきます。また、煎りたての豆を豆のまま保存するのと挽いた粉で保存するのでは空気に触れる表面積の違いから、粉にした場合の方が酸化など劣化の進行が早くなります。

ですので可能な限り、豆のまま保存したほうが、美味しいコーヒーを長く楽しむことができます。

・常温・冷蔵・冷凍

コーヒー豆の酸化などが進むのは、空気に触れるかどうかだけではなく密閉状態の有無、また紫外線や温度にも左右されます。同じ常温保存でも光の入らない密閉容器に入れたり冷暗所で保存するかどうかによっても酸化などの進み具合が変わりますし、冷蔵するか、冷凍するかによってもその後の保存状態が大きく変わります。また、家庭用冷蔵庫での、冷蔵保存は他の食糧の匂いがコーヒー豆に移ってしまうためあまりお勧めできません。

 

・お勧めの保存方法

お勧めの保存方法は、買ってきた時の袋のまま(当店の袋はアルミ蒸着チャック式)、空気の出入りが無いように口をしっかりと閉め、冷凍する方法です。(チャック式の袋でない場合は、袋の口を空気が出入りできないようしっかりと止め保存用密閉容器などに入れて冷凍します。)冷蔵保存で1ヶ月程度で味が変わってしまう場合でも、密閉し冷凍した場合には6ヶ月後でも煎りたてからあまり変わらない美味しさで淹れることができる例もあるほどです。(弊社使用の袋の場合はしっかりとチャックを閉め冷凍庫にそのまま保存するだけで密閉されますので密閉容器は不要です)

粉にした場合はなるべく早く使ったほうが宜しいでしょう。常温のままであれば数日から1週間程度、冷凍した場合も数週間以内で消費したほうがよりおいしい状態で飲むことができます。

※豆のまま保存する場合は、常温保存でも3週間程度は美味しく淹れることができます。豆の種類によっては1週間から3週間程度熟成(エイジング)させた方が美味しく飲める場合もあります。
※焙煎直後には、豆の中に二酸化炭素が充満しておりお湯が通りにくい状態です。冷凍する場合でも焙煎後3日程度たった後(熟成が必要な場合はそれ以上の日数)の方がコーヒーを淹れやすいでしょう。

 #コーヒー豆の保存方法
#豆と粉
#コーヒー豆冷凍
#コラム

コンテンツ本文の先頭へ戻る ページの先頭へ戻る